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■特定非営利活動(NPO)法人ストレスカウンセリングセンター設立趣旨書

この社会の精神的荒廃化はどんどん広がっています。将来に希望をもてず、人に気をつかって表面的に合わすだけの、稀薄な人間関係となり、 反射的な衝動的行動はあっても、意思欲でその日暮らし的な青少年がきわめて多くなってる状況に直面しています。

その深刻な代表例は増加しつづける「閉じこもり」(思春期以降、大学生にいたる登校拒否を含む)問題であり、低年齢の登校拒否問題です。

心的ストレス状態が重くなると、心を閉ざして自室に閉じこもるようになるとともに、否定的な生き方のひずみが明確化することから、 センター設立じに「閉じこもり」と名づけました。 以後15年余り、その解決に協力するとともに、ストレス問題全般にも対応してきました。

そのカウンセリング体験から、「閉じこもり」問題には、「どう生きるか」、「人間関係はどうあるか」の問題、ストレス症状の問題および 問題発生の背景になっている、「家族、学校、職場、社会がどうあるか」の問題などが集約されていることが見えてきました。そのことによって 社会の諸問題の根本に何があり、どうすればよいかがほぼ解明できるようになりました。

次代を担う青少年が健康に成長できる社会が健康な社会です。それを妨害しているのは物欲中心で、青少年を力支配しようとする、大人の生き方です。 もっと人や自然に暖かい、精神的ゆたかさを大事にする生き方に自己革命する大人がふえることが必要です。

微力であっても、人類の進化、地球の進化に奉仕することがわれわれの存在意義であると確信しています。われわれは「閉じこもり」およびそれにいたらない レベルのストレス問題の、具体的なケースの解決に協力するとともに、子育て、家族、学校、職場、社会のあり方をどうしていくかについて広くアピールし、 われわれのもてるものを健康な社会の現実に役立てたいと願っています。そのためには、われわれの真意を、センターのNPO法人化によって対外的に 明確にすることが必要と考えるようになりました。

小さな光の輪であっても、健康な生き方を実現する人が増え、その光の輪が広がっていけば、相互創造の、 健康な社会を実現していくことができるでしょう。それが未来社会に向けての、時代の要請であると思います。

設立代表者 前川哲治